BreezeACCESS®VLの特徴

経済的なメリット

技術的なメリット

管理面のメリット

さまざまな速度と各種アップグレードオプションを取り揃えた加入電話並みのクオリティの高い音声・動画サービスで収益アップに。

インフラ投資の削減：見通し外通信、大容量、広範囲なカバレッジエリア、同一セクター・同一ネットワーク内での複数加入者のプロファイル、拡張した分だけのコスト負担で済む柔軟なモジュール方式により、基地局や拠点施設の数を削減します。

従来の設備投資を軽減：今後導入するWiMAXシステムとの連携も可能なため、既存資産が活用できます。CPEのBreezeACCESS VLとBreezeMAX™は、どちらも同一セクター内で運用可能です。管理ツールのAlvariSTAR™は、アルバリオンのWiMAXプラットフォームであるBreezeACCESS VLとBreezeACCESS VL B&Bをサポートしており、管理作業を円滑に移行できます。

従来の常識を覆す低コストの導入方式

LED10個を使ったSNR BARディスプレイを屋外ユニットに搭載し、外部ツールやモニタ　などを使わずに、すばやいアンテナ調整を実現。標準のCAT-5ケーブルとベストAU機能　の組み合わせで迅速な関連付けが可能。

適応変調とATPC（自動送信電力制御）の常時実行によるパフォーマンス最適化

手間のかからない低コストのインストールが可能な”OTA”によるパフォーマンスの最適化

運用コストの削減：基地局数の削減、遠隔管理・遠隔ファームウェアアップグレード効果的な診断ツール、環境変化への自動適応

カバレッジエリアが広がるため、基地局数を削減するとともに、これまで以上のユーザを収容可能

無線回線優先処理機能によるMAP（マルチメディアアプリケーション優先処理）でエンドツーエンドの完全なQoSを実現

独自のDRAP(dynamic resource allocation protocol)とアルバリオンの音声ゲートウェイにより、高音質の音声通話を実現する一方、ベストエフォ　ーと型データ通信サービス向けに残りの要領を維持

必要に応じてDFS+(dynamic frequency selection)を採用するほか、レーダーの影響が少ない状況下では、アルバリオン独自のアルゴリズムでチャンネルの管理を改善

SUが最高条件のアクセスユニット(AU)を迅速・簡単に検出して関連付けを実行する機能は、最良のAUが故障した場合に次善のAUを自動検索するため冗長化方式としても機能（ベストAU機能）

柔軟性に優れたネットワーク計画：サブチャンネル自動探索機能搭載による周波数利用計画や干渉回避に役立つ10MHzと20MHzのサブチャンネルオプションをサポート

柔軟性とモジュール方式

スタンドアロン型でもジャージ型の構成でも利用できる柔軟なトポロジ：モジュール型の拡張性に富んだソリューションのため、必要な分だけのコストで無駄のない投資を実現。多彩なアンテナを使った複数セクターに展開可能

AC、DC両電源に対応

加入者ユニットの最大レートは、54Mbpsをサポートし、内蔵・外付けのアンテナが利用可能

トータルなSpectrum™ソリューション

5GHz帯をカバーし、同一インフラと技術でBreezeACCESSの900MHz帯、2.4GHz帯、3.5GHz帯、4.9GHz帯と簡単に接続可能

加入者ユニットは最大54MbpsのレートでLOS（見通し通信）、NLOS（見通し外通信）、複数周波数を同時サポート

市場の要件に合わせて通信事業者がネットワークをカスタマイズし、セル売り上げの最適化が可能

ロバスト性と信頼性

8種類のレートに対応した適応変調と、リンク状態に応じたレートのスムーズな切替により、リンクの安定性を高め、ユーザーレートを最高水準に維持

ATPC（自動送信電力制御）：加入者ユニットの送信出力をアクセスユニットが自動的に測定・調査し、設置作業を簡略化するとともにネットワークパフォーマンスを最適化

各種冗長化オプションをサポート

内蔵のFEC（Foward Error Correction）と再送ｎ機能により、失われたビットやダメージのあるビットを訂正

OPS-AC-HDによる完全な屋外対応電源

システムコンポートネント

BreezeACCESS VLソリューションは、基地局ユニットと加入者ユニットで構成されます。基地局はモジュール型またはスタンドアロン型のいずれかのマイクロセルユニットとして利用できます。加入者ユニットには、シングルユーザー構成かマルチユーザー構成かの違いに応じて、さまざまなモデルが用意されています。

アクセスユニット

基地局サイトに設置するAUには、屋内ユニットと屋外ユニットがあります。屋内ユニットは、標準イーサネット10/100BaseT（RJ-45）インターフェースからネットワークに接続し、屋外ユニットはCAT-5ケーブルで屋内ユニットに接続します。アルバリオンでは、次の2種類の基地局を提供しています。

モジュール型シェルフ基地局（BS-SH-VL）は、19インチ3U汎用シャーシに最大6台のAUモジュールを搭載できます。BS-SH-VLシャーシでは、2台の電源モジュール(ACまたはDCのいずれか)を使ったファイルセーフ運用が可能です。AU-D-BSキットには、シャーシ型屋内ユニット、ポール取り付け型屋外ユニット、セクターアンテナが含まれています。

スタンドアロン型マイクロ基地局（AU-D-SA）キットには、小型屋内ユニット、ポール取り付け型屋外ユニット、セクシーアンテナが含まれています。

基地局には、360度、120度、90度、60度の各種アンテナが利用できます。

AlvariSTAR：拡張性の高いアーキテクスチャ、トポロジ管理、設定・監視、障害管理、パフォーマンス監視の各種機能を搭載する総合ネットワーク管理支援ツール

BreezeCONFIG：複数のCPEのファームウェアアップグレードを同時に実行できる、直感的な操作とシンプル操作が特長の設定・監視ユーティリティ

拡張性に優れたアクセススイート機能

ブリッシング機能：簡単設定ですばやく導入できる802.1q VLANをサポートし、中継系、アクセス系、ハイブリッド、QinQ 802.adの各モードに対応

QoS：パケット優先度設定によるMAPに対応したエンドツーエンドのQoS

SLA実施：ユーザー別、伝送方向別のCIR（Committed Infomation Rates）とMIR（Maximum Infomation Rates）をサポートするほか、IP TOS、VLAN、DiffServ、UDP/TCPポート範囲を条件とするパケット優先度設定や、輻輳時のグレースフルグラデーションにも対応

セキュリティとフィルタリングのオプション

AES128とWEP128の暗号化通信に加え、新たにFIPS197の暗号化モードがFIPS（連邦情報処理規格）の認定を取得：アクセス/拒否リストで正規CPEだけが接続可能

IPアドレスによるアクセスコントロール、プロトコルとMACによるフィルタリングで、正規CPEだけが接続可能

加入者ユニット（SU）

加入者ユニット（SU）は、ユーザーと基地局を接続する装置で、シングルユーザーまたはマルチユーザーをサポートします。常時接続の高速インターネット、イントラネット、VoIP、VPNなど各種サービスに対応する効率的なプラットフォームを実現します。
各SUは、標準仕様のイーサネット10/100BaseT（RJ-45）インターフェースでネットワークに接続し、CAT－5のケーブルで屋外ユニットに接続します。
ほとんどの場合、SUキットには、データポート×1の屋内ユニット、CAT－5の屋内、屋外接続ケーブル、ポール取り付け型屋外ユニット、内蔵アンテナが含まれます。また、加入者ユニット用アドオンモジュールとして、家庭、SOHO・中小企業向けに幅広い無線・有線ネットワークサービスを提供するネットワーキングゲートウェイ、音声・データ通信を効率的に実現する音声ゲートウェイなどが用意されています。

加入者ユニットには、次の各種モデルが用意されています（型番の「ff」は周波数帯が入ります）。

SU-A-ff-3-1D-VL：シングルユーザーの場合で最大3Mbpsをサポート、内部アンテナ付属

SU-A-ff-6-BD-VL：マルチユーザーの場合で最大6Mbpsをサポート、内部アンテナ付属

SU-A-ff-54-BD-VL：マルチユーザーの場合で最大54Mbpsをサポート、内部アンテナ付属

SU-E-ff-54-BD-VL：マルチユーザーの場合で最大54Mbpsをサポート、内部アンテナ含まず

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